9月23日の秋分の日、10月に豊橋市へ転勤される澤田さんとのお別れ登山パート1として「黒姫山」へ出かけました。
実は9月17日にも表登山口から3名で登頂を試みたのですが、暑さに負けて6合目と7合目の間で敗退した因縁があります。
今回の登山口は戸隠キャンプ場近くの大橋口から入りました。
大橋口には10台程度駐車が可能ですが、ここからだと登山道入り口まで退屈な林道を1時間弱歩かなくてはなりません。
次回は古池から登ろうと思いました。(ただ古池周辺は笹ダニに刺されるので虫除けスプレーを持参されてほうがいいでしょう。)
午前9時に出発。登山道下部は林道と交差し、地元の竹細工組合が竹や筍採取のため管理しており、登山道に管理車両の進入した痕跡が残っています。
しばらくすると大ダルミ経由で「峰の大池」へ行く道と西新道、古池から登ってくる道が合流する新道分岐に出ます。
左の「峰の大池」コースを帰路通りましたが、前半が黒姫山の西側の部落との連絡路で平坦な林道を40分程度歩かなければなりません。展望のない樹林帯の中を1時間ほど登ると「しらたま平」に出て、ようやく開放感が味わえます。
「しらたま平」
同行した澤田さん。とにかくタフ。転居後もたまには信州へ来てください。
黒姫山東斜面。当日はガスがかかっていて野尻湖も信濃町も眼下の景色はすべて霧の底でした。
11時半、馬蹄形をした外輪山の野尻湖側頂点である黒姫山山頂。2053m。頂上は南北に長い15㎡くらいの楕円形。小さな石の祠が鎮座しています。16~18名くらいの登山者が昼食を摂っていましたが、全員熟年世代でした。頂上を過ぎてさらに北側へ行けば黒姫高原スキー場からの道に合流します。
「峰の大池」
頂上で昼食後、来た道を火口原へ降りる道との分岐まで戻り、陰鬱な道を15分くらい下ると「七つ池」方面と「峰の大池」方面との分岐点に着きます。我々は「七つ池」には寄らずに「峰の大池」へ向かいました。しばし静かな池畔に佇み39000年前の黒姫山の最後の噴火を想像しました。
公式には中央火口丘である小黒姫(御巣鷹山)2046mへの登山路はないそうですが、北側から登れそうな感じでした。
帰路は大ダルミコースを通りましたが、小黒姫をぐるっと回り込む分だけ長く登山路は荒れています。途中積み重なった大岩の間をすり抜けるアスレチックのような箇所が続きます。
長く単調な大ダルミを抜け、新道分岐から古池コースに降りました。
大規模な灌漑用溜池の静謐な「古池」、周囲に古い木道が続いています。
大橋駐車場に午後4時帰着。前回暑さに負けて泣く泣く敗退した黒姫も、今日の天気なら楽勝でした。総歩数約3万歩でした。
黒姫山へこれから登られる方への推奨コース:古池~新道分岐~西新道~黒姫山山頂~外輪山を黒姫スキー場からの道との合流点まで北上し~七つ池~峰の大池~外輪山分岐部へ戻る~新道分岐~古池 それから真夏の登山は避けましょう。